〈形成〉アザの治療
ひとくちに「アザ」にと言っても、色、大きさ、深さ、種類などいろいろな違いがあり、治療法も異なります。
治療法について
- レーザー治療
ひと昔前までは、電気凝固、液体窒素、皮膚剥削などの方法もありましたが、レーザーが大変進歩してきましたので、当クリニックでは各種のアザに対応できる最新のレーザーをそれぞれ導入しています。
(※詳しくはレーザーのページを参照下さい。)
赤アザ(血管腫)、黒アザ(色素性母斑)、太田母斑、茶アザ(扁平母斑)、青アザなどが対象になります。 - 縫縮
皮膚の深いところまで入り込んでいるアザで、比較的小さなアザが対象です。
アザをメスで切り取って縫い縮め、1本の細い傷あとにします。 - 皮弁移動、植皮術
2.の方法では治療できない大きなアザが対象です。
手術の経過及び注意事項
- 縫縮など手術後の傷あとは、3~6ヶ月くらいは硬さ(シコリ)や赤味がありますが、1年くらい経つと皮膚の色に近くなり目立たなくなります。
- 皮膚の深い層まで入り込んでいるアザは、どのような方法をとっても傷あとは残ります。要は、もともとあるアザと残る傷あとを比較して、どちらを選択するかということです。形成外科は傷あとを目立たなくするのも仕事の一つですから、治療の写真などを参考にして一緒に最善の治療法を考えていきます。