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〈美容〉小陰唇肥大症

医学的に“小陰唇肥大”とは、脚を閉じた状態で1cm以上出ているものを言います。ただし正常範囲であっても、その中で大きさも様々ですし、左右の形や大きさの違いが気になる方もおられます。従って明らかな“小陰唇肥大”以外にも、大きさが気になる方や左右差がある場合に、手術の適応となります。
ただ手術をしても多少の左右差は残ることがありますので、わずかの形や大きさの差は手術の適応とはなりません。

手術の方法

敏感な部分なので、局所麻酔の注射はかなりの痛みを伴います。従って、静脈麻酔で5分ほど眠ってもらって、その間に局所麻酔を注射する方法を希望される方がほとんどです。ただその場合、手術前の飲食の制限があり、費用も余分にかかります。

手術は、大きすぎる部分を切除して、大陰唇と同じ高さか、ほんの少し見える程度にします。左右差がある場合は、なるべく同じになるように形を整えます。

手術の経過及び注意事項

  • 手術後は、にじむ程度の出血がありますので、生理用品を軽く当てて下さい。出血が多いような場合は、ご連絡下さい。
  • 生物質と痛み止めが処方されますので、指示に従って服用して下さい。1週間は触ると痛みがありますが、異常ではありません。
  • 手術後4日目くらいまで、腫れのために小陰唇が大きく見えますが、2週間くらいで落ちつきます。
  • 内出血などで少し硬くなることもありますが、1ヶ月くらいで軟らかくなります。
  • 3日目からシャワー、1週間目からは入浴も可能です。シャワーや入浴の後は、お渡しする消毒薬を綿棒にたっぷり含ませて、そっと傷口を拭いて下さい。
  • 吸収糸(溶ける糸)で縫合してありますので、抜糸の必要はありません。
  • 傷口が開いたりしないよう、手術後1ヶ月はセックスを控えて下さい。

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