上まぶたのタルミとり
上まぶたのたるみは、30代の後半ころから現れます。上まぶたの皮膚もうすくなり、ちりめん状の皺が増えてきます。たるみの原因としては、こうした皮膚自体の変化もありますが、むしろ眉毛を含めた額の皮膚全体が、おでこの骨の前を滑り落ちることにより、上まぶたの皮膚がダブついて、まつ毛の上に皮膚がかぶさった状態になります。
- 状態に合わせて3つの施術法から選択。
- 軽度のたるみには短時間でできる施術法も。
手術の種類
- 埋没式重瞼術
軽度のたるみや、二重まぶたの外側の幅が狭くなってきたような場合に適しています。手術時間は、両眼でも5分程度です。傷も残らず、腫れも少ないのが特徴です。 - 上眼瞼除皺術
上まぶたの皮膚自体がたるんでいるような場合は、余分な皮膚を切り取ります。といっても、まぶたの皮膚は2cm位の幅しかありませんから、瞼が閉じる程度の1cm位の皮膚しか切り取ることはできません。重瞼線切開法が一般的ですが、厚く重い瞼や外側に余剰皮膚が多い場合などは眉毛下切開法を行います。手術時間は、両眼で30~40分。5~7日目に抜糸。2週間程度の腫れがあると思ってください。 - フェイスリフト(正確にはforehead lift)
眉毛を含めた額の皮膚全体が下垂することにより、上まぶたがたるんで見えるような場合にてきしています。鏡を見ながらおでこの皮膚を手で引き上げてみて下さい。これで上まぶたのたるみが解消するようなら、フェイスリフトの適応です。若いときの眉毛の位置に戻りますから、表情の険しさが取れ、印象として明るい顔になるので、満足度の高い手術です。手術は、全身麻酔で約2時間。まぶたの腫れが強いことが多く、人前にでることができるまで、1~2週間みておいてください。